逗子・葉山 人物風土記
公開日:2023.09.08
国際サーフィン連盟主催のSUP世界選手権に日本代表として出場する
馬場 なつみさん
葉山町下山口在住 29歳
機を見て波に乗る
○…ボードに立ち、パドルを漕いで水面を進むSUP。初心者でも楽しめると人気だが、競技では波乗りの技術や、10Km以上こぎ続ける体力も必要になる。フランスで9月24日から始まる世界選手権に初出場。「世界の中で自分の実力がどのくらいか、力をだし切って、爪痕を残したい」とチャレンジ精神で臨む。
○…SUPとの出合いは23歳。付き合いでSUPヨガに参加した際、「レースに出場しないか」と誘われ、軽い気持ちで出たところ、思わぬ好成績。「日本一になれるかも」。妙な自信があった。「勉強はいつでもできる。若いうちしかできないことをやろう」。周囲の反対を押し切り、大学院を中退。両親からは30歳までに結果を求められた。競技を始めて3年で日本一になり、約束は果たした。一方、コロナ禍で2年間競技から遠ざかり、「このまま辞めてしまうかな」と感じていたが、縁あって昨年1月から現在のパドルショップに勤務すると、オーナーから「本当はまだやりたいんじゃないか」と言われ、眠っていた気持ちが目覚めた。
○…兵庫県出身。高校卒業後は自衛官になる予定だったが、世話になった関係者に「世の中を見てきなさい」と諭され、大学へ進学。安全保障の研究で大学院まで進学したが、SUPが再度人生を変えた。中学・高校は剣道部、小中学校はヒップホップダンスをするなどアクティブだが、海とは縁がなく、「色白だった」と笑う。
○…「SUPなしでは生きられない」。今は好きな事をして生活できることに感謝の日々。多くの人に楽しみを味わってもらいたい一方で、危険と隣り合わせという現実もある。「まずは体験して、安全を意識して楽しんでほしい」とSUPの普及にも力を入れる。
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