能登半島地震被災地支援の募金活動に取り組むボランティアの代表を務める 田島 太地さん 逗子市小坪在住 18歳
教訓伝える使命感
○…逗子葉山の中高生を中心に、東日本大震災の復興支援や防災意識向上を目的に活動するボランティアグループ「3・11つなぐっぺし」の代表を務める。元日に発生した能登半島地震の情報を受け、その日のうちにメンバーと連絡を取り合った。「現地に行きたい」というはやる気持ちを抑え、「まず自分たちにできることから」と、1月15日から21日まで逗子駅前などで募金活動に取り組む。
○…7歳年上の姉が同団体の代表を務めていたこともあり、小学生の頃からイベントなどに参加。中学生になって正式メンバーとして活動を開始した。初めての被災地訪問ツアーで、「関連のニュースは少なくなっていたが、まだまだ復興途中の現地を目の当たりにしてびっくりした」と振り返る。「忘れずに、つないでいって」という被災者の言葉が胸にささった。「自分の目で見たことを地元に伝えることが大切だ」と力を込める。
○…小坪で育ち、小中学校時代は野球少年だった。「仲間の大切さや人間関係など、精神面で成長させてくれた」と感謝する部活の顧問の影響もあり、将来は教員になることを目指す。春からは神奈川大学歴史民俗学科への進学が決まっている。伝統文化に興味がり、小さい頃から祭り好き。「地元の須賀神社の神輿は担ぐときに飛ぶんです。血が騒ぎますよ」と笑顔を見せる。
○…高校卒業とともに同団体での活動も終了。その前に2月23日(金)には逗子文化プラザで災害被災地支援チャリティーLIVE「PESHI ROCK」を開催する。自身の最後の活動だけに力も入る。卒業後は団体をサポートする側として関わっていくつもりだ。同時に「自分なりに発信を行う活動も行っていきたい」と意気込む。
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