葉山町鳥獣被害対策実施隊(臼井康之隊長)は捕獲したイノシを弔うため11月15日、新善光寺(葉山町上山口)で「イノシシ供養」を行った。同隊のメンバーと葉山町環境課職員の20人が参加した。
同寺の住職は読経の後、「イノシシと人の共存は難しい。誰も好んでイノシシを屠(ほふ)っているわけではないが、お互いの場所を守るためにやらなければならない。そうした中でこうした法事を行うことが大切だ」と講話した。
臼井隊長は「最近は二子山山系を出て一般住宅での目撃情報も増えている。捕っても捕っても増えている。我々がやらないとイノシシで溢れてしまう。自分たちの時間を割いての活動は大変だが、しっかり取り組んでいく」と意気込んだ。
同隊の三井修さんによれば、今年度、同隊で捕獲したイノシシは45頭。他に神奈川県の鳥獣被害対策センターの委託業者が15頭を捕獲している。過去11年半の活動では582頭が捕獲されている(11月26日時点)。
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