藤沢市は先月13日、大清水浄化センター(大鋸)と横浜市西部水再生センター(戸塚区東俣野町)が市境を挟んで隣接していることから、災害時の相互協力協定を締結した。
藤沢市と横浜市では、平成21年度から相互協力協定締結へ向けた取り組みを開始した。
藤沢市では現在、大清水浄化センターの下水処理過程で発生する汚泥は、辻堂浄化センターへトラック輸送し、焼却処理を行っている。しかし、辻堂浄化センターが沿岸部に立地しているため、地震による津波被害や、停電による焼却機能の停止、道路交通網の寸断により汚泥を輸送できなくなる状況が考えられる。
このような事態が起こった場合、市では横浜市の協力を得ることで、汚泥処理を継続でき、公共用水域の水質保全を確保していくのが狙いだ。
このように、下水道分野における自治体間の相互協定は全国的にも珍しく、他都市に先駆けた事例だという。市土木部下水道施設課では「この協定が、近い将来やってくると予想される自然災害の『転ばぬ先の杖』になることを期待している」と話している。
問合せは辻堂浄化センター【電話】0466(34)3330まで。
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