みずほ銀行辻堂支店で窓口係を務める岡崎桃子さんは2月26日、藤沢警察署から感謝状を受けた。これは振り込め詐欺被害を未然に食い止めた功労に対して贈られたもの。
被害者は藤沢市内在住の70代の女性。2月4日午後2時ごろ、別居している孫を名乗る男から「僕だけど、いま藤沢に来ている。一緒にご飯でも食べよう」と電話があった。その後「取引先に必要な500万円が用意できなかった。300万円貸してほしい」と再度電話がかかってきた。話を信じた被害者が同銀行辻堂支店に赴き、300万円を引き出す手続きをしていたところ、不審に思った岡崎さんが声をかけた。
もともと顧客として被害者と顔見知りだった岡崎さん。引き出し金額が大きかったため「今日は高額だが大丈夫か。子どもや孫を騙った電話はなかったか」と聞き取りを行った。被害者は最初「お墓を買う資金にする」と答えていたが、不自然な様子だったため、警察に通報。孫の母親に連絡を取ると、そのような事実はなく、騙されていたことが判明し、被害を未然に防ぐことができた。
稲葉敏幸署長は「振り込め詐欺は銀行が最後の砦。阻止してもらい、本当に感謝している」と話した。同署では「不審な電話があったら、家族や警察に相談を」と呼びかけている。
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