西浜サーフライフセービングクラブの理事長に就任した 三浦 秀樹さん 片瀬在住 36歳
海の安全に情熱燃やす
○…日本初のライフガード組織として、1963年に設立された「西浜サーフライフセービングクラブ」。歴史と伝統あるクラブの理事長に就任した。これまで十数年にわたり理事長を務めた土志田氏は、クラブを代表するライフセーバーだ。その後を引き継ぐことに、「半端な気持ちではできない。大好きな海での活動に情熱を注ぎたい」と言葉に思いを込める。
○…「大切な人が倒れている時、あなたは救えますか」。母校の日本体育大学のライフセービング部でかけられた言葉がきっかけとなった。「僕でも困っている人に手を差し伸べることができる」と入部を決意。部員数は300人を超え、人気も実力も全国トップクラスの部活で、体を鍛え技術を学んだ。「厳しい環境だったと思うけど、仲間がいたから長く続けられた」と当時を懐かしむ。
○…2000年にクラブへ入会。社会人になってからも、30歳まで競技を続けた。クラブでは、夏だけではなく年間を通した活動を目指し、月に1度ビーチクリーンをスタート。10人から始まり、今では近隣住民やサーファーなど200人が集うほどの活動に成長した。
○…生まれは川崎市。3歳から股関節が原因の障害で、両足にギブスをしていたという。「小学校低学年になるまで、走ることもままならなかった」。だから、「人一倍、運動をしたいという気持ちがあったし、自分と同じ境遇の人を手助けしたいという気持ちがある」。人の命を守るライフセーバーの原点だ。
○…趣味は、サーフィン。楽しみは8歳と4歳の子どもたちと一緒に海辺を散歩することだとか。今年はクラブに加わり14年目の夏。「パトロールや環境事業、ジュニア育成でナンバーワンと言われるようなクラブを目指したい。いろいろな体験をした海に感謝の気持ちを忘れずに」。信頼する仲間たちと海の安全を見守っていく。
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