2014年12月に惜しまれつつも閉店した湘南台の洋菓子店「フレイ延齢堂」のオーナーシェフ・鈴木廣明さん=人物風土記=が3月9日、メレンゲ細工の技術を伝えにヨーロッパへ旅立つ。
20代のころに修行したオーストリア・ウィーンの菓子店でメレンゲ細工と出会った鈴木さん。常温で長期保存でき、造形としても面白いメレンゲ細工に魅せられ、約40年にわたり研究を重ね、技術を磨いてきた。
しかしヨーロッパには現在、メレンゲ細工の技術を継承する職人がいないという。そこで「このまま技術を捨てるのはもったいない。後継者を育てたい」と一念発起。35年続けた店を閉め、メレンゲ発祥の地とされるヨーロッパで技術を伝えることを決めた。
昔の修行先や計画を知った知人からの紹介を頼りに声をかけると、「スイスにある老舗洋菓子店が興味を示してくれた」と言い、まずはそこで1週間、技術を伝える予定。その後は反応を見ながら同店舗や別の地でも教える計画だという。
夢は「ヨーロッパからメレンゲブームを起こすこと」。鈴木さんのメレンゲ細工は3月20日(金)にNHKEテレの番組「グレーテルのかまど」でも紹介される。
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