湘南ボーイズ(田代栄次監督)出身の6選手が出場する今夏の甲子園。中でも中学時代、同チームの要となって活躍した3選手を擁する東海大相模は、優勝候補の呼び声が高い。
その中心にいるのが150キロの速球を投じる左腕・小笠原慎之介投手だ。神奈川大会では27イニングを投げ、防御率は0・00。5者連続を含む30奪三振を記録した。決勝では強豪・横浜打線を相手に完封し、甲子園への切符を掴むとともに、集結したプロ球団のスカウトを色めき立たせた。大会後「背番号1を背負う重圧はあったが、全力投球でやってきた。ここぞというところで直球勝負できたのは、自分の成長した部分」と振り返った。
中学時代から小笠原投手とバッテリーを組む長倉蓮捕手は主将としてチームをけん引。昨年、甲子園初戦で逆転負けを喫した悔しさを胸に今夏に臨んだ。「自分一人では連覇は達成できなかった」と仲間に感謝。「自信を持って全国の舞台で戦ってきたい」と意気込む。
決勝で最高の輝きを放ったのは杉崎成輝遊撃手。湘南ボーイズ時代からの強打は健在で、3点本塁打を含む5打点と堅守でチームを盛り立てた。
準々決勝から決勝までをスタンドから見守り、試合後甲子園出場報告を受けたという田代監督は「3人は中学時代から勝負強さがあった。順調に育っていると思う」と評価。「昨年は初戦で敗退し、悔しい思いをした。中学で日本一を掴み、高校にも日本一を目指して進学したので、ぜひ頑張ってもらいたい」とエールを送った。
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