鵠沼郷土資料展示室(鵠沼市民センター内)で、企画展「鵠沼・残したい記憶と記録 古地図探索・今は無きおもかけ」が開かれている。午前10時から午後4時(月曜休館)。来年2月15日(水)まで。
企画展では、縄文・弥生時代の発達地形図(CGで再現)をはじめ、空乗寺御朱印地の所在を示す1600年ごろの古地図(複写)、明治から昭和、現在までの開発の変遷が分かる地形図や航空写真などが所狭しと掲示。新旧の位置関係を明確にするために、カーテンレールを駆使し、駅や路線図を示した位置表示パネルも制作され、変遷をより分かりやすく紹介している。
縄文・弥生時代、江の島や片瀬山を除く藤沢市南部は水位が高く、海水に浸っていたことや、かつての地図表記が現在とは逆に、北から南への望見で描かれている様などを知ることができる。また、茅ヶ崎の鉄砲道から砂丘地帯に設置された鉄砲場が鵠沼の南東部の広範囲に設けられていた「鵠沼新田見取場」や、水平射撃の訓練が行われていた「角打打小屋」を示す地図など、現在の閑静な住宅街との違いを再発見できる機会となる。そのほか、関東大震災で倒壊し、現存していない和洋折衷の屋敷の写真なども展示している。
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