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藤沢 人物風土記

公開日:2018.03.09

3月10日にトレアージュ白旗店の有隣堂で講演会を開く、元プロ野球選手の
古木 克明さん
市内在住 37歳

挑戦を生きがいに

 ○…「大好きな湘南から、野球の新たな楽しみ方を発信したい」―。横浜とオリックスの2球団で活躍したプロ野球選手であり、引退後は総合格闘家に転向し、リングで才能を発揮した。その経験を経て3年前に個人事業「ベースボールサーファー」をスタート。野球教室を主体に、日本の新しい野球スタイルを模索している。「常識に風穴をあけるような、新しい野球の楽しみ方を皆さんに伝えたい」と意気込む。

 ○…小学2年の秋、日本シリーズで、清原和博選手が放った特大の場外ホームランに感動し、プロ野球選手を目指した。「清原さんが人生を変えた」というほど、彼に憧れ、その功績を常に目標として野球に熱中。強打者として、甲子園ではベスト4、プロでは2003年にシーズン22本のホームランを放った。だが意外なことに「2軍で泥にまみれて練習しながら、上を目指して頑張っているときが一番楽しかった」と笑う。

 ○…29歳でプロ野球を引退後は紆余曲折の人生を歩む。格闘技に挑戦し、その3年後には再度野球界復帰を決め、米独立リーグのハワイ・スターズで1年間プレーした。次は事業構想大学院大学に入学して経営を学んだ。挑戦を好むタイプで、アスリート第2の人生を模索中でもある。藤沢へは3年前、趣味のサーフィンが楽しめ、雰囲気が好きな場所だと移り住んだ。

 ○…現在手掛ける事業は、ハワイで呼ばれたニックネーム「ベースボールサーファー」を代名詞に、型にはまらない自由な野球を伝えていこうという試み。「野球の過酷さや辛さを経験した自分だから新しい楽しみ方を提案したい」。鵠沼にあるスポーツクラブでは、バッティングに特化した珍しい教室を開き、小中学生に指導している。また「朝活」と称し、早朝に海岸で野球をする活動も行うという。「僕なりの野球スタイルで、子どもはもちろん、大人たちも笑顔にしていきたい」と抱負を語った。

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