藤沢を拠点とする3人制プロバスケットボールチーム「湘南サンズ」(石田剛規代表)がこのほど、女子チームを結成した。3×3(スリーバイスリー)バスケは昨年6月、2020年東京五輪の新種目として正式決定されており、五輪出場も視野に入れたチームづくりを目指す。
湘南サンズ(男子)は、14年7月に3人制バスケットリーグが誕生したのを機に、石田代表が結成。5人制のプロチーム出身の選手ら6、7人で構成され、これまで市内の商業施設での試合をはじめ、子ども向けの教室やビーチクリーンなどを通じて、地元での活動に力を入れてきた。
今回の女子チームは、さらに地域に密着した活動を広げるとともに、認知度の向上を目指して結成。石田代表は「女子チームが加わることで、バスケ教室での女子選手への指導のほか、美容や健康に関する企画など、社会貢献に関しても女性ならではの視点・意見を活かしていければ」と語る。
実力選手が集結
チームを牽引するのは、15年からチームで選手として活動する及川啓史さん(28)。今季はプレイヤーとして活動する傍ら、監督も務める。
メンバーは「常に笑顔で、かつ高いレベルで試合を展開できること」などを基準に決定した。女子バスケ界でプロとして経験を積んできた選手や、世代別の大会などで存在感を示してきた24〜30歳の6人の選手が関東近郊や岐阜、長崎から集結した。中でも桂葵選手(25)が持つ男子相手でも得点できるポストプレー技術のほか、本田雅衣(あい)選手(28)の3ポイントシュートや、小沼めぐみ選手(26)のドライブが強みという。
及川監督は、「各々が突出した武器を持っているため、コートに出た3選手によって戦術やスピード感がガラッと変わる。敵からすれば、選手交代のたびに別チームだと感じるかもしれない」と分析。今後については、「バスケットが上手なだけではなく、湘南サンズが掲げる『湘南の太陽の様な存在』というテーマのもと、人としてみんなから愛され、応援してくれる人が自然に笑顔になれるチームを目指す」と語る。
チームは3月18日(日)に、初の公式戦となる「東日本エリアファイナル」に出場する。「3×3は5人制と競技性が全く異なるので、そこに順応できるかがカギ。まずは初ゲームを思いきり楽しみたい」と意気込んだ。
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