藤沢の文化や歴史、地域の自慢を、市内小学校の児童の絵札と読み札で、楽しく紹介する「ふじさわこどもカルタ」が完成し、3月21日、ふじさわ宿交流館で披露された。公募で寄せられた216作品の中から、人気投票で最終的な44枚が決められた。
この取り組みは、藤沢市郷土歴史課と「昔の遊びを伝える会」との協働事業で、昨年11月に市内小学校にチラシを配布して、作品を募集。色鉛筆やサインペン、絵の具などで描かれた全216点が寄せられ、江の島の「え」や、藤沢や富士山を紹介する「ふ」の作品が目立った。
海・灯台の作品が多数
最終的な44作品は、市民による人気投票で決定。藤沢の特徴とも言える、江の島や海、灯台をモチーフとした作品が選出される傾向があった。そのほか、2020年東京五輪・セーリング競技が江の島に決定したことを誇る作品や、遊行寺の大銀杏、自身が通う小学校、住んでいる地区の特徴を紹介する作品も選ばれた。絵札に対応する読み札には、子どもならではの感性で藤沢の文化や歴史などが表現されている。
A5判カルタで大会も
お披露目当日は、多くの子どもたちが訪れ、カルタ完成を祝った。A5判サイズのカルタを使った大会も行われ、盛り上がりを見せた。自身の作品が選ばれた俣野小4年の町田陽依(ひより)さんは、「同じ『う』の作品が多くて、絵の上手な子もいたから選ばれるかドキドキしていた。選ばれてうれしい」と話していた。
完成したA5判カルタは当面、ふじさわ宿交流館(西富1の3の3)で展示されるほか、全作品が紹介されたチラシが、市内小学校の児童に配布されるという。
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