藤沢市は2020年東京五輪大会に向けて4月1日から、「市民応援団(仮称)」を発足し、活動をスタートさせる。メールマガジンなどを活用し、多くの市民へ参加を促す考え。あす3月31日(土)には、市役所本庁舎で結成式となる設立イベントも開かれる。
市は五輪大会に向けた取り組みとして「市民参加型の大会推進」を基本方針に掲げている。新たに設立する市民応援団には、「セーリング観戦会」「おもてなし英語勉強会」「海岸清掃」といった様々なイベントを通じ、子どもから高齢者までが参加できる。運営は市民団体の藤沢市民活動推進機構(NPO)と協働で行う。
市民は、メールマガジンなどへの団体登録を通じて参加でき、五輪大会関連のボランティアやイベントなどの情報提供が受けられる。また、団員同士のミーティングやワークショップなども予定しており、イベントの企画や実施などの活動を行うこともできる。
市は、4月から特設ホームページを開設し、応援団をPRしていくほか、市内イベントでの勧誘活動を行い、18年度末までに、メールマガジンの登録者数2000人を目標にしている。
設立イベントでは、公募していた市民応援団の正式名称を発表する予定。セーリング競技紹介や市民ボランティア活動紹介、パラスポーツの体験も実施する。
応援団の横断幕市民が手作り
市民応援団の活動開始に先駆け3月24日に、セーリングの帆を使った応援団の横断幕と装飾旗を手作りするイベントが湘南台駅地下自由通路で開かれた。
横断幕は、市内在住のアーティスト・米山幸助さんが、江の島をバックに龍の風神、クジラの水神を描いた。参加者は、自分の手に絵の具を付け、スタンプの要領で、無地の部分に手形を押し、色付けを行った。また、装飾旗は、市内在住の画家・藤江俊治さんがイラストを入れた30cm四方ほどの布に、参加者が好みの色を塗り、「大会までに自身ができるようになりたい願い事」を書き込んだ。この日、イベントには約120人が訪れた。
子どもを連れて参加した女性は「子どもがまだ小さいので、思い出に残る大会になったらうれしい」と笑顔で話していた。
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