師走の「今年の漢字」で知られる清水寺の森清範貫主が6月16日、渡内にある天嶽院で「心のかたち」と題した法話会を行い、人の心のありようや仏とは何かについて説いた。
地域住民に仏教をより深く知ってもらおうと、初めて開かれた。この日は、満員となる300人が訪れ、話に耳を傾けた。
森貫主は、「仏教の世界では物ではなく心が先に来る。『衣食足りて礼節を知る』というが、これは逆。衣食の足りた今の時代でも、礼節を備えた人間を探すのは難しい。『礼節を知りて衣食が足る』が正しいのではないか」と語り。心のありようの重要さを指摘した。
また、京都弁のユーモラスな語り口で、清水寺を訪れる修学旅行生との交流や今年の漢字を書く苦労などを話し、来場者の笑いを誘っていた。
同院の真山正三住職は「心をほぐしてもらったような、とても良い話をしていただいた」と感謝を表した。
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