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「同じ命、少しでも救いたい」 長後に寄付型ペットショップ

文化

掲載号:2019年1月25日号

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オカメインコを指に乗せ、ショップをPRする高見さん
オカメインコを指に乗せ、ショップをPRする高見さん

 障害や病気が原因で、店頭に並ぶことなく処分されてしまう動物たちがいる。県動物保護センターでは昨年度、犬・猫の殺処分はゼロだったが、一部の小動物は殺処分されている。そうした中、一つでも多くの命を助けようと、長後でペットショップを営む高見広海さん(38)が鳥や小動物専門の「寄付型ペットショップ」を開店させた。

 6坪ほどの小さな店内にはインコや亀、デグーなど10数匹がまだ見ぬ飼い主の訪れを待っていた。長後駅のほど近くにある小さなペットショップ。ここが今月上旬、高見さんがオープンさせた「ことりのおうち」(高倉641の5)だ。

 特徴は寄付を意味する「ドネーション」を採用していること。一般的なペットショップとは異なり、来店者が任意の金額を募金して動物を引き取る仕組みで、募金は店の運営資金に充てられる。こうした取り組みは全国的にも珍しいという。

 開店のきっかけは店頭に並ばない鳥や小動物が殺処分されている現実を知らない人が多いということを知って。障害やけが、病気、飼い主の事情。理由は様々だが、県生活衛生課によると昨年度県内の殺処分(犬猫以外)は57件あった。

 さらに高見さんによると商品にならない小鳥などは業者の判断で猛禽類などの餌として処分されるケースが多い。「悪いことではないけど同じ命。短い間でも名前を付けて、可愛がってあげてもらいたくて」と思いを語る。

賛否両論も

 高見さんの活動に共感した人たちからは保護した動物のためになればと、募金だけでなく餌やペットシーツなどが寄付されているという。しかし、一方でオープンにあたり、一部の業者からは非難の声が上がった。理由は寄付で譲渡することにより、正規価格で販売されている動物が売れなくなるというもの。またSNS上で「鳥が餌になっているなんて嘘だ」と批判されたこともあった。

 それでも高見さんは「事実を発信することが自分のやるべきこと」と、周囲からの反対を押し切って2カ月ほどで開店へこぎ着けた。現在は一人で運営管理を行い、殺処分される動物を減らそうと地道に活動を続けている。高見さんは「改めて生き物との向き合い方を考えてほしい。活動を通じて障害がある動物もいるのだと、知ってもらえたら」と話した。

 問い合わせは、同店高見さん【携帯電話】080・3428・8792へ。
 

長後駅すぐの店舗
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