コミュニティーFM局「レディオ湘南」(83・1MHz)で朝の情報番組を担当するDJ・HAGGY(本名・萩原浩一)さんと市内在住で韓国の仁川広域市観光広報大使を務めるよすみまり(本名・四角真理子)さん。立場は異なるが、藤沢からそれぞれ地域の魅力を発信する役割を担っている。実はこの2人は昔、六会中学校ソフトボール部の顧問と教え子の関係だ。
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「湘南に朝がやってきました」――。お馴染みのあいさつで始める朝の情報番組に出演するハギーさん。「育ててくれた地元への恩返し」として開局当初から23年間ずっと、DJを務めている。
遊行通りの同局スタジオの前を通る人、全員に手を振りながらあいさつすることを欠かさない。放送中に「いってらっしゃい」の声が入ることもよくあることだ。
一方のよすみさん。「仁川は行くたびに元気になれるエナジースポット」と話す。中学生の頃、家族で韓国旅行に行き虜になり、渡韓回数は通算100回を超える。渡韓の度に、ブログやSNSで仁川の情報を発信していると、現地の団体の目に留まり、2016年に観光広報大使に任命された。現在もSNSで情報を発信し、イベントやツアーに参加するなど精力的に活動している。
顧問と教え子発信者として
約30年前、六会中学校でソフトボール部の顧問を務めていたハギーさんと部長だったよすみさん。「笑顔が印象的。頭が良くて1を言うと10をやってくれる、しっかり者だった」。「ハギちゃんの愛称で親しまれ、誰からも愛される先生だった」と互いに振り返る。卒業後も2人は度々交流してきた間柄だ。
茅ヶ崎市の観光親善大使などを務めるハギーさんは大使としても教え子のよすみさんに「都市でのPRも大事だけど、生まれ育った地元藤沢でも自分をPRした方がいい」とアドバイスする。そのためハギーさんが講師を務める多摩大学によすみさんをゲスト講師として招き、地元の学生に授業を行ったり、ラジオ番組にゲスト出演したりと市内でも活動を始めた。「尊敬する先生のように、これからも愛情込めて仁川の情報を藤沢でもっと発信してきたい」とよすみさん。
年齢、性別、国籍など関係なく、同じ目線に立って地域に溶け込みながら、情報を発信していく2人。今後もそれぞれよりパワフルに魅力を発信し続けていく。
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