辻堂神台の商業施設「テラスモール湘南」を運営する住商アーバン開発(東京都千代田区)は16日、同施設の昨年5月から今年4月までの売上高が2011年の開業以来過去最高の約554億円(前年比14・8%増)だったと発表した。昨春実施した大規模リニューアルが奏功し、入館客数も約1820万人(同7・2%増)に伸びた。
大規模リニューアルでは、湘南エリア初出店の37店舗を含む77店舗が新たにオープン。さらに既存40店舗が移転し、全体の4割にあたる117店舗が一新した。
ファッション分野では、新店舗が集客の核になり、全館の売り上げを底上げした。食物販では地元ブランドのセレクトショップ「湘南スイーツセレクション」などへの顧客の支持が売り上げをけん引した。
またフードコート「潮風キッチン」には「里のうどん」など藤沢ゆかりの飲食店などが新規出店。座席数も以前より100席多い850席に拡充し、客数や売上増に寄与した。
同施設の担当者は「店舗業態の幅を広げたことが顧客の支持を受けた。新店舗への顧客定着が入館者の増加に繋がり、客単価のアップと連動した」と要因を分析する。
JR辻堂駅周辺ではマンションや戸建て住宅の開発が続いている。さらに同駅の乗降客数は開業当初の約9万人から約12万人に伸びており、横浜や東京エリアからの来館も増えているという。
同施設では今夏をめどに新たな施設アプリも導入する予定。今後は「ニーズに沿った情報発信やサービスで顧客とのコミュニケーションを強化していく」としている。
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