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藤沢版 公開:2019年6月7日 エリアトップへ

新時代のビジネス―【2】 殺菌水で衛生管理を変える

経済

公開:2019年6月7日

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殺菌水で衛生管理を変える

 誰しもが一度は手に取ったことがある、コンビニエンスストアのサンドイッチ。そのサンドイッチに使われるレタスなどの野菜を加工するための”立役者”を開発している企業が藤沢市内にある。目指すのは、衛生管理面からの新たな改革だ。

 食品の殺菌洗浄などに用いられる「微酸性電解水(HOCL)」の発明者である(株)微酸研=土棚=の取締役会長・土井豊彦さん(71)。この水は従来、使用されてきた「次亜塩素酸ナトリウム」に替わる殺菌剤として期待されており、2013年には大手コンビニエンスストア・セブンイレブンの食品の殺菌洗浄を請け負うなど注目度は年々高まっている。

 微酸性電解水とは、食品添加物用の希塩酸を電気分解して生成したもので無色・無味無臭。環境や健康に優しく無害だが、細菌やウイルスなどには、高い殺菌効果があるため、多種多様な殺菌洗浄に使用できる。2002年には厚生労働省から安全性が認められ、食品添加物に指定された。

 近年、衛生管理には次亜塩素酸ナトリウムを使うのが主流。しかし、殺菌力はあるものの、匂いが付着したり、発がん性がある有害物を生成する危険性があり、環境や人体への負担が大きいことが問題視されている。

 野菜の殺菌洗浄の場合、従来は洗浄後、再度きれいな水で洗い流す作業が必要であり、野菜の鮮度を落とす一因となっていた。また使用後の殺菌水を川に流す際、濃度を薄める手間もかかる。しかし微酸性電解水であれば、その手間が無くなるため、コスト削減にも貢献。また作業員からは「今までは肌荒れや目を開けているのも辛かった作業が、ものすごく楽になった」との声が。職場ストレスの軽減にもつながっているという。

 同社の電解水は今、ほとんどが食品分野で活用されている。土井さんは「もっと認知度をあげて、食品だけでなく医療や教育、農畜産など多種多様な分野での活用してもらい、生活の向上に役立ててほしい」と話した。

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