「第14回藤沢の医療を考える集い」が11月13日(水)、藤沢市民会館で開かれる。藤沢市医師会が主催し、講演やディスカッションを通して、市民と共に藤沢の医療を考えようと毎年行っているもので、今年は「身体を動かす」がテーマ。実行委員長の西川正憲医師に話を聞いた。
――「身体を動かす」をテーマにした理由を教えてください。
「身体を動かす」ことは健康に良いと皆さんご存知だと思います。ですが、実際に日ごろから注意して身体を動かしている人の割合はあまり多くありません。高齢になると「面倒くさい」「大変だ」などと家に閉じこもりがちで、それが病気を招く原因にもなっています。身体を動かすことが病気の予防、健康につながることを改めて知ってもらい、その方法などもお伝えしたいと考えています。
――身体を動かすことは、分かっていても長続きしないですよね。
今の時代は、洗濯はボタン一つで全自動ですし、料理もお惣菜を買って済ますといった具合に、日常生活でも身体を動かす機会が減ってきました。普段の家事や庭仕事、通勤のための歩行、余暇に行う趣味の活動など、すべて健康に欠かせないものです。
――健康で長生きするには日ごろの生活が大切なのですね。
若いうちは兎も角、退職したり子どもが巣立った後は身体を動かす機会が減ることも多い。私は「きょうよう」と「きょういく」が長生きの秘訣ですと患者さんお話します。「教養」「教育」ではなく「今日、行くところ」「今日、する用事」があること。心がけてみてください。
厚生労働省の発表では、普段から身体を動かしている人は、糖尿病や骨粗しょう症、結腸がんなどの罹患率や死亡率が低くメンタルヘルスや生活の質の向上にもつながるとしています。当日は、市民の皆さんが無理なく日常生活の中で運動を行える方法をもお伝えしたいと思っています。
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