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葛原で「ホームレス農園」 農作業通じ就労支援 「社会復帰の架け橋に」

社会

掲載号:2020年1月10日号

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畑を紹介する代表の小島さん(右)とスタッフの山田さん
畑を紹介する代表の小島さん(右)とスタッフの山田さん

 市北部、葛原に「ホームレス農園」と呼ばれるユニークな農園がある。働きづらさを抱える人に農作業を通じて就労支援をしようと、NPO法人農スクール(小島(おじま)希世子代表)が運営。これまでのべ80人が農業体験に参加した。近年、農業と福祉が互いの課題を解決する「農福連携」が進む中、生活困窮者を支援する例として注目が集まっている。

 対象者はホームレスや引きこもり、うつ病の人など。3カ月一区切りで、参加者は週に1度、スタッフのサポートで農作業に汗を流す。

 土づくりから収穫まで、野菜づくりの基本的なノウハウが得られるプログラムが組まれており、生活困窮者は原則無料。希望者には農家のインターンシップ先を紹介したりもする。

 法人は、農産物の生産販売などを手掛ける(株)えと菜園の代表でもある小島さん(41)が2013年に設立。きっかけは大学時代、路上で生活するホームレスを目の当たりにして。「日本でも生活に困る人がこんなに多いのだと驚いた。かたや農村では慢性的な人手不足にあえいでいる。2つを繋げれば互いに幸せになるのでは」。そんな発想から活動を始めた。

 参加者の多くは社会との接点を失って久しい。それでもスタッフの山田直明さん(29)は「反応の薄かった人も農作業を通じて次第に打ち解けるようになる」と話す。これまで就農者17人を含む35人が卒業生として就職。最近では単に農業に興味がある人や気分転換に訪れる人も増えた。

 10年以上取り組みを続けてきた小島さんが感じるのは、一度社会生活から取り残された場合、復帰することの難しさだ。「制度一つにしても生活保護から就職するまでのステップがあまりに少ない」。一方、小島さんがこれまで支援してきた人たちの中には、少しのサポートさえあれば働ける人がたくさんいた。「単純にもったいないなと。自分たちだけでは限りがある。賛同する団体が地域でも増えていけば」

農業から福祉考える元高知県知事招き講演

 「新しい福祉を農業から考えてみませんか?」と題した農福連携の入門講座が1月18日(土)、本町のFプレイスで開かれる。参加無料。午後1時から3時。

 講師は元高知県知事でニュースキャスターの橋本大二郎さん=写真。農業や福祉政策の現状を踏まえながら、農福連携の可能性などについて話す。小島さんも講師として登壇する。

 先着300人。問い合わせは農スクール【電話】0466・21・7285へ。

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