（左から谷さん、池田さん、友乃介くん、衛守局長、ＪＥＳＳの社員）
藤沢市消防局（衛守玄一郎局長）は６日、消防業務への顕著な協力者としてＪＥＳＳ辻堂駅（（株）ＪＲ東日本ステーションサービス大船駅務管区）と池田真也さん（茅ヶ崎市・41）、谷恵里さん（鵠沼松が岡・52）に感謝状を贈呈した。
ＪＥＳＳの表彰は、昨年５月14日の朝に辻堂駅ホームで発生した救急事案。心肺停止状態にあったが周囲の利用客らの協力も得ながら、ＡＥＤで除細動を実施。１１９番通報から５分後に到着した救急隊との迅速な引継ぎにより、傷病者の社会復帰に繋げた。「表彰は初のことで職員一同気が引き締まる」と話した。
池田さんは昨年８月27日、仕事の休憩中に鵠沼海岸で発生した建物火災を発見。煙の充満する建物内へ入り、居住者を外へ助け出し、２人の救助に貢献した。息子の友乃介くん（10）は偶然現場の煙を目撃しており、後から救助の話を聞いて驚いたという。父の雄姿に「すごいと思った」と笑顔を見せた。
谷さんは昨年９月26日の深夜に自宅近くの火災現場を発見。呼びかけると中から声がしたため、ライフセービングの経験のある息子の健太郎さん（20）のサポートのもと、建物の中に入り居住者を外へ助け出した。「（救助者も）無事回復されてよかった」と振り返った。
表彰は、各部隊からの報告の中から２月の審査会を経て決定した。同課は「表彰に関わらず多くの方の協力に感謝したい」と話した。
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