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公開日:2026.11.06

JR辻堂駅 開設110周年 未来へ継承 29日に記念式典・祝賀行事

  • 開設110周年 未来へ継承 (写真1)

  • 記念事業と絵はがきコンテストのチラシを手にする永井さん

    記念事業と絵はがきコンテストのチラシを手にする永井さん

 JR辻堂駅が、今年で開設110周年を迎える。それを記念した式典と祝賀行事が11月29日(日)、辻堂神台のショッピングモール「テラスモール湘南」そらかぜステージで開かれる。周年行事のコンセプトは「未来へ」。若い世代が活躍する企画が多く盛り込まれている。

駅は住民の誇り

 辻堂駅は、1916年12月1日に開設された。開設は地元の有志たちによる請願運動や、敷地提供のための資金の住民負担など市民の働きかけによるものだった。記念事業を主催する「辻堂駅開設110周年を祝う会」の永井洋一代表(69)は「辻堂駅は地元住民の誇り」と話す。

 以来、辻堂駅の周年行事は住民たちによって、10、20、40、50、80周年などの節目に開催された。2016年には故・山田榮さんや永井さんらの主催で100周年行事が行われ、ステージやパレード、タイムカプセル設置のほか、駅の発着ベルを辻堂海岸にゆかりのある『浜辺の歌』(林古渓作詞・成田為三作曲)にするなど、多くの事業が展開された。

若い世代へ

 歴史を振り返る目的が主だった100周年を経て、今年のコンセプトは「未来へ」だという。

 10年前と同様に事業を担う永井さん。NPO法人「辻堂の民」を立ち上げ、これまでに「湘南辻堂四季まつり(旧・辻堂ファイト祭り)」や「輝く湘南辻堂フェスティバル」を開くなど、地域を盛り上げるために活動してきた。

 自身も辻堂に生まれ育ち、駅をよく利用した。関東大震災で倒壊した初代駅舎に代わって建てられ、1977年まで使用された辻堂駅の風景や羽鳥の踏切などが印象深いという。「改札の北側に赤電話が置いてあり、タバコ屋があった。父親を迎えに行った際に知らない人から『お父さん、次の電車だろう』と声を掛けられた」。同じ駅利用客の顔が分かるという乗降客数が少ない当時ならではの光景だった。

 それだけに、昨今の辻堂の人気や発展には驚きとともにうれしさを感じている。「少子高齢化の時代に、ここまで子どもがいる街はすごい」。今回の事業を通じ、辻堂の歴史と魅力、周年行事の伝統を継承したいという思いがある。「120周年では、次の世代に活躍してもらいたい」

絵画コンも

 当日のステージでは、市内の書道家・荒井理紗子さんによるパフォーマンスのほか、高浜中や明治中吹奏楽部、湘洋中器楽部による演奏、チアリーディングの発表、Studio HANA!のダンスなど、活躍する若い世代が登場する。祝賀行事は午前9時30分に開幕(式典は午後1時30分〜)。ほかに駅への寄せ書きコーナーやミニ新幹線、小学生による辻堂駅研究の発表などの企画が用意されている。

 また、事業の目玉として「未来の辻堂駅」絵はがき絵画コンテストも行われる。辻堂駅を利用するエリアの小学校の在学生を対象とし、それぞれが思い描く未来の辻堂駅の姿を募るコンテスト。優秀作品は式典での表彰や展示の後、タイムカプセルに収納される。「100年後に辻堂駅があるとして、自由な発想で子どもたちに駅の未来を考えてもらいたい」と永井さん。作品の入ったタイムカプセルは200周年の際に開封予定で「子どもたちは200周年に立ち会えるかもしれない。ぜひ応募いただければ」と呼びかけている。

 絵は官製はがきの裏面に描き、「藤沢市市民活動推進センター私書箱3―15 辻堂駅開設110周年を祝う会事務局」に送付する。15日(日)必着。

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