戻る

藤沢 社会

公開日:2021.04.09

市役所をロボットが案内
分庁舎で全国初導入

  • アユダに話しかける宮治副市長

 藤沢市は1日、自立移動型ロボット「AYUDA(アユダ)」を使用した総合案内を市役所分庁舎で開始した。導入は全国初の試み。非接触による感染症対策と業務効率化に役立てる。



 報道陣に向けて事前実演が行われた先月26日、「福祉喫茶に行きたい」と宮治正志副市長が話しかけると、アユダは「階段横の通路を直進して突き当りの左側です」と案内した。



 アユダは横浜市のソフトウェア開発会社(株)CIJが開発。利用者の目線でサービスが提供できるよう、大きさは女性の平均身長の160センチに設定。来庁者の問いに、音声やディスプレイ上に地図を表示するなどコミュニケーションを図り、該当課や目的地に案内する。そのほか、あいさつや日常会話、イベント情報なども提供。答えられない場合は本庁舎の総合案内の連絡先を述べ誘導する。



 市が推進する「ロボット未来社会推進プロジェクト」の一環。これまで市と同社は、昨年同市役所で2回の実証実験を行うなど導入に向けて準備を進めてきた。



 同社担当者は「市民からのフィードバックを生かしながら運用していきたい」と話し、宮治副市長は「先進的な取り組みで大変有意義。デジタル市役所のシンボルにもなる」と話した。

 

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

藤沢 ローカルニュースの新着記事

藤沢 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS