優れた人材を輩出する湘南高校の中でもとりわけ偉業を成した存在が、2010年にノーベル化学賞を受賞した根岸英一さん(85・米パデュー大特別教授)だ。液晶や医薬品など幅広く応用される技術で、異なる二つの有機化合物を効率良くつなげる画期的な合成法を編み出した。
根岸さんは同年ストックホルムで授賞式が行われる前の11月、母校を訪れ記念講演。「ノーベル賞をとれる確率は1千万分の1だが、宝くじと違い関門を一つずつクリアしてきた結果」「この中に将来のノーベル賞受賞者がいるかもしれない」と夢に向かって努力する大切さやエールを在校生に送った。
同校歴史館では根岸さんが寄贈したメダルのレプリカや母校訪問時の写真なども展示している。
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