藤沢 社会
公開日:2021.05.21
自社災害トイレを地域に
井戸屋(遠藤)「有事に活用を」
井戸づくりを専門とする(株)井戸屋(綾久社長・本社茅ヶ崎市)はこのほど、市内遠藤にある藤沢支店(三和工業内)に設置している自社製の災害用トイレを有事に地域に開放したいと市に提案した。提案を受けた遠藤市民センターでは「地元企業による社会貢献は大変ありがたい」とし、地元住民との橋渡しを考えているという。
綾社長は「災害時、ライフラインが途絶したことなどでトイレに行けず亡くなった人もいると聞いた。そうならないために、有事に活用してもらえれば」と動機を話す。
このトイレは停電や断水でも水洗で使える。動力は太陽光発電か、手動ポンプ、水は掘った井戸からくみ上げる仕組みだ。組み立ても難しくなく、プライバシー保護のための専用テントも張られる。近隣では横浜市の区役所や東京都品川区などで導入されている。
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