藤沢 教育
公開日:2023.01.20
長後中で異文化学習
保護者同士の交流も
外国への理解と交流のきっかけにしてもらおうと長後中学校で14日、異文化学習会と交流会が開かれた。生徒や保護者、他校の教員含めて31人が参加し、文化や言葉の違いなどを学んだ。
同校では近年、外国籍の生徒が増加傾向にあり、現在6カ国17人が通う。生徒は日頃から国際交流や異文化学習の環境があるといい、保護者にも異文化について学んでもらおうと同校PTA成人委員会が企画した。
講義では、県立地球市民かながわプラザの職員が藤沢市には約6700人の外国籍の人が住むことや、外国籍の人へのやさしい日本語の使い方、学校の進級の仕方の違いなどを紹介した。
その後同校のサフワン・ハシム・ラーシッドさん(2年)が母国スリランカについて発表。名物や名所、断食(ラマダン)について取り上げたほか、日本との歴史的関係性について話した。後半には手遊びダンスや学校をテーマにしたクイズゲームも行い、互いの文化を学びながら交流を深めた。
ラーシッドさんは「日本でもっとスリランカのことを知って貰えたらうれしい」と期待。保護者として参加した高橋加奈子さん(長後在住)は「保護者同士では関わることが少なかったので良い機会になった」と振り返った。同会の鈴木彩子委員長は「次回は他の国籍の方も参加して貰って、さらに交流を深めたい」と話した。
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