藤沢 社会
公開日:2023.04.21
30年間の歩み一冊に
藤沢市議会史を刊行
藤沢市議会は5日、同市議会の平成期30年間の歩みをまとめた議会史を刊行した=写真。4人の市長の任期ごとに区分し、市政における基本政策や重点施策に対する議会での質疑や審議を中心に記述している。
編さん作業は2019年に着手。市議会の記録や市の刊行物、歴代の市議会議長や議員、市長らへのインタビューなどを基にまとめた。
議会史では葉山峻市長後期の1989年から始まり、2019年までの鈴木恒夫市長までを収録。90年代に海水浴場と漁港を一体化してショッピングセンターを建設しようとして頓挫した「湘南なぎさシティ計画」や00年に荏原製作所藤沢工場の排水が原因と考えられる引地川ダイオキシン流出問題、09年、市土地開発公社が善行地区の土地を先行取得したことを巡る百条委員会設置なども詳報。議会基本条例の制定や議会のICT化なども伝えている。
A4判、335頁。市ホームページで公開するほか、図書館や市民センターで配架。5月1日からは市文書館で1冊3500円で販売する。
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