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藤沢 社会

公開日:2023.06.02

飛び降り阻止に感謝状
北署、勇気ある行動讃え

  • 感謝状を受け取った県職員(中央)と会社員(右)。左は板垣署長

 藤沢北警察署(板垣武志署長)は先月30日、自殺志願者を救った県職員(52)と会社員男性(41)に感謝状を贈った。板垣署長は「見て見ぬふりをせず勇気を持って行動してれたことで命が救えた」と称えた。

 救助したのは遠藤在住の50代県職員、綾瀬市在住の40代会社員と相模原警察署の警察官の3人。同署によると、先月24日の午後11時頃、県職員が円行の引地川に架かる橋で欄干を超えた女性を発見。「話を聞きましょうか」などと声をかけながら腕を抑え、同じく通りかかった警察官と飛び降りを阻止。その様子から事態を察した会社員も駆け付けて110番通報、救出に貢献した。

 救出された女性は弱ってはいるが無事といい、感謝状を受け取った2人はともに「大事がなくてよかった」と安堵の表情。県職員は「最善だったのかと自問する」と話すと板垣署長は「関わってくれたからこそ命が救えた」と改めてその行動に太鼓判を押した。

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