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藤沢 社会

公開日:2023.08.26

境内に涼やか虫の音
川名御霊神社でスズムシ放つ

  • 手や鳥の羽で優しくスズムシを放つ児童

 日本人に馴染み深い秋の風物詩を地域に響かせようと、先月23日、川名御霊神社でスズムシ約500匹が放たれた。

 村岡公民館のすず虫愛好会と川名自治会が主催で、今年で3回目。スズムシは、同会会員や同館が飼育したもののほか、同自治会子ども会会員の子どもたちが自宅で2週間ほど飼育した。

 放虫には児童11人が参加。「元気でね」「バイバイ」と声をかけながら別れを告げた。放たれたスズムシは、草むらに隠れると、すぐに「リーンリーン」と涼やかな音色を周囲に奏でた。昨年も飼育した小学4年生の込山ゆかりさんは「ナスやキュウリを食べて元気だった。家でも鳴いて可愛かった」と笑顔で話した。

 すず虫愛好会の吉田勉会長は「今年も皆さんに協力してもらい、放つことができた。スズムシの鳴き声が自然に聞こえる環境づくりという活動の趣旨が広がってきている」と話す。

 同会は、村岡公民館でスズムシを飼育し市民に無料配布していたことをきっかけに発足。スズムシの配布を行うほか、創立50周年の記念として2021年から川名御霊神社境内で放虫事業を行っている。

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