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藤沢版 公開:2024年4月19日 エリアトップへ

常識覆す海岸清掃ロボを 若手エンジニアが研究開発

経済

公開:2024年4月19日

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開発中の海岸清掃ロボットを紹介する横岩さん(=先月、川名)
開発中の海岸清掃ロボットを紹介する横岩さん(=先月、川名)

 海岸清掃の常識、覆るかも――。

 川名にあるものづくりシェア施設「KIKI BASE FUJISAWA」に入居するエンジニアが、自然環境に優しい海岸清掃ロボットの開発に取り組んでいる。試作段階ではあるが、実用化に向けた実験を重ねており、製品化が実現すれば海岸清掃のあり方に一石を投じそうだ。



 「2年後には製品化したい。今夏の実証実験を目指している」。ロボットを紹介しながら横岩良太さん(45)が話す。エンジニア仲間の西村河一郎さんとともに開発を進め、試作を重ねてきた。

 ロボットは縦1m×横80cm×高さ75cm。砂浜を走行するためのタイヤやアルミ製のフレームなどで組み立てられており、カメラやアーム(腕)が搭載されている。

 完成時の構想はこうだ。砂浜などをロボットが全自動で走行し、AI(人工知能)がゴミを探知。クレーンゲームの要領でアームが伸び、対象を回収する。海岸清掃ロボットは学術機関や企業が開発を進めているが、横岩さんらの機体はゴミだけを選別し、その土地の生態系に与える影響が少ないのが特徴という。

 2021年10月に北九州市のビジネスコンテストで補助事業に採択。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業採択も受けている。

 きっかけは5年前、都内から逗子市に転居して。気分転換に砂浜をランニングしていたところ、包装紙やビニール袋など大量のゴミが目についた。「ビーチクリーンは慈善事業にとらえられることが多いが、これをビジネスの領域に変えることができれば海のゴミに対する考え方が変わるかもしれない」

 安定走行や障害物の回避など課題は少なくないが、見据える先は海岸清掃のゲームチェンジャーだ。「将来的には人がいない場所でも活動できるロボットが作れたら」

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