藤沢駅北口の喫煙所が、仕切りの壁のみのパーテーション型と天井がついたコンテナ型を組み合わせたハイブリット型にリニューアルされることが分かった。先月26日に行われた市議会定例会で、西智市議の一般質問に市健康医療部長と同環境部長が答弁した。リニューアルはフィリップモリスジャパン合同会社からの寄贈を受け、今年度内に実現する予定。
同喫煙所を巡っては、以前から受動喫煙対策など喫煙環境の改善を求める声が市に寄せられていた。市環境部によると、移転や煙が漏れない喫煙所の設置を検討していたが、候補地の選定や費用面の課題があり、有効な手段が見つからない状況だったという。そんな折、同社から寄贈提案を受け、市は今年1月に同社と環境美化や喫煙環境の整備、マナー啓発などを目的に協定を締結。年度内の設置に向け、現在準備が進められている。
新型喫煙所と設置工事費は同社からの寄贈で賄うが、設置後の維持管理費は市が負担することになっており、市は照明や脱臭装置、空調設備などにかかる電気代に年間40万円、脱臭装置の保守点検費に85万8千円の合計125万8千円を今年度予算に計上していた。
一方で、市では健康寿命の延伸を目指し、受動喫煙の機会を有する人の割合と2023年時点で10・2%だった成人喫煙率を0%に近づけることを目標に掲げ、タバコ対策に取り組んできた。
公共の喫煙所について市環境総務課担当者は「吸い殻のポイ捨て防止など環境美化や受動喫煙対策の観点から設置している」とし、「ハイブリット型設置後もそれらの効果検証を続ける。今後も喫煙者と非喫煙者それぞれに寄り添った環境整備の方法を模索していく」と話した。
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