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藤沢 社会

公開日:2025.07.11

県日赤紺綬有功会
最上氏会長再任 3期目へ
「交流深め支援力強化を」

  • 上・あいさつする最上氏と駆け付けたと黒岩知事(提供)

 日本赤十字社の支援組織、神奈川県日赤紺綬有功会の総会が2日、横浜市の県民共済プラザビルで開かれ、亀井野で総合建設業を経営する最上重夫氏が3期目の舵取りを任された。任期は2年。

 最上氏は1990年、勧進元を務める大相撲藤沢場所を通して日赤に寄付したことが始まりで、紺綬有功会の活動に参加。日赤の「人間を救えるのは人間だけだ」に共感したという。

 以降、医療機関を支える募金や献血活動の拡大などに注力。特に藤沢場所と連動した献血は全国最大級として評価が高く、昨年も最大量を更新した。県会長の就任は藤沢支会会長の活動を経て2021年から。

 総会当日は、県内から多くの会員が集結。最上氏の再任決定後は、今年度の事業計画を発表。活動を充実させるための会員の増強、県内の赤十字施設への支援強化に向けた特別事業募金の実施、会員相互の理解を深める視察研修の実施などが挙げられた。

 再任した最上氏は取材に対し「少子化が進み、献血絶対数が減少していく。高校生などへの献血PR、年齢上限の緩和、不適合を出さない体調管理の促進が必要」と危機感と打開策に言及。加えて世界的な災害の頻発を例に、「赤十字活動は備えが重要。支援は起きてからではなく、今が大事だ」と力説した。

 また、会場では日赤神奈川県支部支部長を務める黒岩祐治知事も来場。赤十字有功章などの伝達も行われた。

 当日の表彰者は以下の通り。敬称略。

 銀色有功章▽金井大悟(横浜市)▽(株)Peace Real Estate(同)/金色有功章▽神奈川県民共済生活協同組合(横浜市)/社長感謝状▽今野邦廣(横浜市)▽細谷正二(同)▽松井貞雄(同)▽最上重夫(藤沢市)▽(株)井口(横浜市)▽(株)徳永ビル(同)▽(株)日章メンテナンスサービス(川崎市)/厚生労働大臣感謝状▽生明伊世子(川崎市)▽大田順子(横須賀市)▽大田豊(同)▽蕭敬意(横浜市)

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