天嶽院　盆踊りで境内に夏の賑わい
樹木葬・ふうがくの杜
７／26・27、８／２・３　内覧会も

樹木葬庭苑ふうがくの杜（上）、天嶽院の境内（左）大勢でにぎわう盆踊り（右）

　渡内の天嶽院で８月30日（土）、31日（日）の２日間、今年も恒例の「ふれあい盆踊り」が盛大に開催される。例年３千人もの来場者が訪れる一大イベントで、夏の風物詩として地域住民に広く親しまれている。

　当日はやぐらを囲んで踊る盆踊りや屋台での食事販売の他、同院内の子ども食堂「ゆめちゃん食堂」の特別企画として縁日ブースなども登場。子どもから大人まで楽しめる２日間となる。

　九百有余年の歴史を誇る禅寺、天嶽院。戦国の名将・北条早雲ゆかりの古刹としても知られる。渡内の高台に位置し、晴れた日には遠く富士山の雄大な姿を望める景勝地でもあり、長年にわたり人々の心の安らぎの場となってきた。

　日々の勤行や法要に加えて「開かれた寺院」として地域交流や地域貢献にも力を入れる同院。ふれあい盆踊りは、そんな取り組みの一環で、地域の人々が世代を超えて交流を深められる場にもなっている。

祈りを運ぶ藤沢の風

　近年、家族構成やライフスタイルの変化に伴い、供養のあり方も多様化が進んでいる。こうした社会の変化に応じる形で、天嶽院はこのほど、境内に新たな樹木庭苑「ふうがくの杜」を開苑した。

　伝統ある寺院が永代にわたり供養を担うという安心感を提供しつつ、自然の中で安らかに眠りたいと願う人々の新たな選択肢として、注目を集めている。

　「ふうがくの杜」は、その開放的な空間設計と自然との調和が特徴。湘南藤沢の景色を一望できる高台に広がる庭苑は、日本庭園の趣も感じさせる。苑内を吹き抜ける穏やかな風は、訪れる人々に安らかな時間をもたらす。コンセプトには「私たちと皆さまの祈りが、藤沢の風に乗り、遠くまで届きますように」という願いが込められているという。

　宗旨・宗派を問わず、承継者の有無も問わない永代供養の形式は、終活を検討する人々の将来の不安を軽減してくれる。

　また、多様な要望に応えるため、シンボルツリーの下に個別に眠る「葉風」、夫婦や家族で共に安らぐことができる「山風」や「海風」、ペットと一緒に入れる「そよ風」、そして永代供養の合葬墓「凪」など複数の区画プランも用意。すべてのプランにおいて、天嶽院が責任をもって永代にわたり供養を守る体制が整えられている。費用は「凪」が30万円から、個別区画は60万円からと、希望や予算に応じた選択が可能だ。

夏の内覧会開催

　今月26日（土）、27日（日）と８月２日（土）、３日（日）には庭苑の雰囲気を直接確認できる内覧会が開催される。時間は午前10時から午後４時まで。駐車場完備。また、個別見学も予約制で随時受付中。

　詳細は、二次元コードから特設ウェブサイトで確認できる。問い合わせは同苑【電話】０１２０・６９５・７５９。