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藤沢 文化

公開日:2025.08.15

「原爆の被害 繰り返さない」
湘南台在住 加藤雄飛さん(19)

  • 平和への思いを話す加藤さん

 藤沢市の「核兵器廃絶平和都市宣言」に基づき、次世代を担う青少年が広島・長崎に派遣される「平和学習派遣プログラム」。湘南台在住の加藤雄飛さん(19・大学2年生)は、今年自ら手を挙げて参加し、長崎グループのユースリーダーに選ばれた。平和への思いを聞いた。

 参加を決意したのは、中学3年の時に訪れた広島の平和記念資料館で原爆被害の大きさを知ったこと。焼けただれた子どもの写真など、想像を絶する被害があったことを知り、大きな衝撃を受けたという。「もう、こうはさせたくない」と核兵器による被害を繰り返さない強い思いを抱いた。さらにグループでは小学生メンバーが放った「武器が無くなることが本当の平和ではないか」という素朴な発言に、真理なのではと刺激も受けた。「武器をなくすのは難しい。でも大切なこと」。武器のない平和な世界を築くためにも、原爆の怖さを知る必要がある。

 また戦後80年という節目で、社会や国際情勢の緊張感を感じていることも参加理由のひとつ。「改めて平和の大切さを身に染みて理解するべき」との思いを胸に長崎へ赴く。現地では復興の軌跡を知り、未来への希望を見出していく。

 31日(日)にはFプレイスで報告会を行う。

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