藤沢 スポーツトップニュース
公開日:2025.09.05
神奈川VANGUARDS
関東強豪チームと激突
車いすバスケ 善行が練習拠点
日本車いすバスケットボール選手権大会3連覇中で藤沢市を練習拠点に活動しているチーム「神奈川VANGUARDS(西村元樹代表)」が、13日(土)から始まる関東の強豪4チームとのリーグ戦に挑む。激戦を前に、キャプテンの前田柊(しゅう)さんは「前回王者として強豪に勝ち切りたい」と意気込みを語る。
◇
車いすバスケのプレーは普段見慣れた車いすのイメージを大きく覆す。コートを高速で走り、素早いターンで方向を変える。接触は当たり前。そのたびに"ゴン"と鈍い音が響き、転倒後も素早く起き上がりトップスピード。さらにシュートは健常者のバスケと同じ高さのゴールを狙うため、パワー、テクニック共に高いレベルを感じさせる。見応えにあふれたハードなスポーツだ。
障害がない人も参加できる。
時代を切り開く
神奈川VANGUARDSの創設は1973年。病院でリハビリ目的で始めた人が集まり、「パラ神奈川SC」という名前で結成された。50周年を迎えた2023年に時代を切り開くという思いを込め、先駆者を意味するVANGUARDSに変えた。
練習拠点は善行のアサンテスポーツパーク(神奈川県立スポーツセンター)や明治中学校(辻堂新町)の体育館。現在13人が所属している。
生まれつき障害のある選手や事故・病気により脚が不自由になってしまい、そこからバスケを始めた選手など背景はさまざま。国際大会で日本代表に選出された選手も多く、2020東京パラリンピック選手では銀メダルを獲得した男子の鳥海連志さんや古澤拓也さん、女子では土田真由美さんが在籍している。
20代の選手たちが多いが、チーム最年少の冨澤湊人さんは現在、12歳の中学1年生。県内在住の選手がほとんどを占める中、チームに憧れ、静岡県から遠征。自身よりも体格の大きい選手らと共に練習に励んでいる。
昨年まで選手として活躍していた西村代表は「車いすバスケを障害の有無関係なく、誰もができる一般的なサッカーやバスケと同じようなスポーツとして普及させたい」とこれからの目標を語る。また「強くなれた源である藤沢に、今後イベントや試合で貢献したい」とも話した。
リーグ初戦は藤沢
先のリーグ戦「WB SUPER LEAGUE」の初戦は13日(土)、昨年度の天皇杯決勝の対戦相手、埼玉ライオンズと秩父宮記念体育館で激突する。西村代表は「多くの人に車いすバスケの魅力を知ってほしい」と呼びかけた。
ピックアップ
意見広告・議会報告
藤沢 トップニュースの新着記事
コラム
求人特集
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











