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藤沢 人物風土記

公開日:2025.10.17

フィンスイミングマスターズ世界選手権大会に出場し3つの銅メダルを手にした
兼田 佑子さん
辻堂在住 48歳

学生時代の情熱、もう一度

 ○…足ひれを着用し泳ぐフィンスイミングを始めたのは昨年10月。きっかけはジュニアライフセービングをする娘だった。「元々、内向的だった娘がライフセービングを始めて明るくなり、試合にも出場する姿を見て新しいことにチャレンジしたくなった」といい、娘と一緒に習い始めた。「呼吸にものすごく集中する必要のある競技。余計なことを考える暇もないから、練習した後は脳がすっきりする」と競技の魅力を語る。

 ○…東京都で生まれ育ち、3歳の頃から水泳を習い、高校まで競泳に打ち込んだ。16歳でボディボードに魅了され、大学入学後は毎週末、湘南に通うように。「初めて辻堂海浜公園に行った時は、ここはハワイ?と思って」と住むことを決意。大学4年生で、中古マンションを購入し実家との2拠点生活を開始。結婚し娘の出産を機に辻堂で暮らし始めた。憧れの湘南生活を実現させた一方で、3人の子の育児に奔走し海から遠ざかる日々。そんな時に、学生時代のような情熱を思い出させてくれたのがフィンスイミングだった。

 ○…最近のブームはボディサーフィン。全身で波を感じられるのが魅力という。「子どものライフセービング大会の合間も海に入ったり、とにかく海が好き」とほほえむ。趣味や子育ても楽しみつつ、平日は20年以上勤めている食品会社で商品開発にも力を注ぐ。

 ○…6月に行われた世界大会で初出場にして3つのメダルを手にした。次なる目標は50歳で世界大会に出場し優勝すること。今大会で同じ部屋だった女性が60代で金メダルを取り、その姿を見て感銘を受けた。「いくつになっても夢を追うことができると知った。家族やコーチの支えを胸にチャレンジしていきたい」と目を輝かせた。

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