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鎌倉 トップニュース教育

公開日:2011.03.11

硬軟織り交ぜ高い支持
大船高新聞委 全国コンクールで優秀賞

  • 受賞作を手にする新聞委メンバー

 大船高校新聞委員会がこのほど第40回「全国高校新聞コンクール」(主催大東文化大学、後援朝日新聞・文科省)で優秀賞を受賞した。同校は神奈川県内でも数少ない入賞常連校。卒業間もない同委員会の織田美帆さんと北山亨さんを中心に、新聞作りについて聞いた。



 大船高新聞委の編集メンバーは、各クラスに一人いる新聞委員の有志によって構成されており、現在は7人。新聞を毎年3・4・7・10月の4回と、不定期でかわら版を約20号発行する。



 今コンクール対象作品の7月と10月号は、講評で「非常に幅広く記事を集めている」と高く評価された。10月号は12頁の特別号で、内容は、テレビの地上デジタル移行記事をはじめ、生徒会や部活動、体育祭などの校内ネタ、また飲食店などでのインターンシップ体験特集、さらには小泉進次郎衆院議員のインタビューなど硬軟織り交ぜた紙面に。3年生の織田さんと北山さんがそれぞれ書いた論説も読み応えがあるものとなっている。



 委員長を務めた織田さんは、入学前の学校見学会で新聞委を知り、「写真や文章、色々な人と話すことができる」として自ら同委へ。3年間を振り返り、「相手から話しを聞きだす取材はとても勉強になった」と話す。また、協賛広告の営業にも奔走。「電話をするタイミングや言葉遣い、服装にも気を遣った」という。



 なんとなく新聞委に入ったという北山さんは「締切に追われることで、メンタルが鍛えられた」と話す。記事ネタを決める会議では「みんなに納得してもらうように、取り上げる根拠をしっかり主張した」と、論理立てた思考が習慣になったという。



 織田さんは、「人と関わる仕事がしたい」と小学校の教諭を目指し教育学部へ進学。北山さんは、進学先の大学で新聞委の経験を活かして「学生新聞を立ち上げたい」と語った。

 

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