地震発生に伴う、津波警報発令を想定した避難訓練が先月29日、鎌倉市内の3海水浴場で行われた。鎌倉市が作成した誘導マニュアルをもとに、海水浴場関係者やライフセーバーたちが、海水浴客たちに避難を呼びかけた。
鎌倉市での津波避難訓練は2年ごとに実施されている。今回、市では東日本大震災を受けて海浜関係者向けに「避難誘導マニュアル」を作成。訓練は、津波警報発令後に行政からの指示や連絡を待たず、海にもっとも近い、海浜関係者による避難誘導を主体として実施された。
「津波がくるぞ」「早く海から上がって避難してください」。津波警報のサイレンとともに、砂浜のライフセーバーや海の家関係者らがメガホンで海水浴客に呼びかけた。市観光課によれば、この日の海浜利用者は約3400人で避難(海から砂浜へ)にかかった時間は平均で4分。市総合防災課では「訓練結果から課題を検証したい」と話す。
また、沖へは声や警報が届かないことから考案された、オレンジ旗の掲揚も試験的に行われ、松尾崇鎌倉市長は「この新ルールを鎌倉発で全国へ広めたい」と話した。
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