鎌倉版 掲載号:2011年9月23日号
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かまくらブックフェスタ 本の祭典 初の試み 「鎌倉、ことば、活版印刷」をテーマに

文化

新刊から希少本まで
新刊から希少本まで

 イベントを企画した「港の人」は由比ガ浜にある社員2人の出版社。詩集を多く取り扱っており、作品の出版に合わせて朗読会やトークイベントを行ってきた。

 これまでは都内を中心にイベントを行ってきたが「鎌倉の会社なのだから、地元で何かやりたい」と今回のフェスタを企画。イベント担当の月永理絵さんは「小さい出版社ならではの、変わった装丁や小部数本などを通して、本や言葉の楽しさ、可能性を知って欲しい」と開催の目的を話した。

 また、テーマの1つである「活版印刷」は、職人が文字のはんこを一つずつ組み合わせたものを紙におして行う、昔ながらの印刷方法。同社では2009年から詩集を中心に導入している。インクが紙に均等に載らず、かすれたりするところに風合いが出ると言われ、ひとつひとつの言葉に重みを持たせる効果があるという。

 古い技術の風合いに、古いものが色濃く残る鎌倉の街並みが合っているのも同フェスタのポイントの一つとなっている。

個性あふれる出展

 当日は写真評論家の飯沢耕太郎さんによる、きのこにまつわる本を取り揃えたブースや、谷川俊太郎さんの詩集などを取り扱うナナロク社、Amazonでも買える手紙の形をした本、活版印刷の展示や作品販売など、個性あふれる出展が会場を賑わせる。

 印刷部数の少ない本や装丁の珍しい本、独自に取り扱っている自費出版物「リトルプレス」などを展示販売する予定。市内からは主催の「港の人」と鎌倉駅西口にある書店「たらば書房」の2社が出展する。

トークイベントも

 トークイベントも企画している。23日には短歌作家の石川美南さんと写真家の橋目侑季さんによる「短歌と写真と活版印刷」が行われる。自身の作品について解説し、その魅力を語る。定員30人の申し込み制で、現在残り席数はわずか。

 会場には飲食スペースも設けており、ゆったりと時間を過ごしたり、来場者同士で交流することもできる。また、鎌倉の古書店やブックカフェなどの場所を記した「散策マップ」も配布予定。

 月永さんは「出版に携わる者がブースにいるので、本を作る人と買う人との交流の場になればと思う。せっかく鎌倉での開催なので本だけでなく街全体を楽しんで欲しい」と話した。

 問【電話】0467(60)1374・港の人

 【関連記事:人物風土記】

 9月23日(金)と24日(土)の2日間、妙本寺(市内大町)の山門の中にあるカフェ・カヤで初の試みとなる「かまくらブックフェスタ」が開催される。市内由比ガ浜の出版社「港の人(里舘勇治社長)」が中心となり、11の出版社や書店が参加する。「鎌倉、ことば、活版印刷」をテーマに個性あふれる本の展示販売が行われる。午前10時から午後9時までで、24日は6時まで。
 

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