市内を中心に楽しく歩くことをモットーとする市民団体「鎌倉歩け歩け協会(以下、歩協・鈴木茂生会長)」が今年で創立20周年を迎えた。先月末には、記念事業として今泉の称名寺や浄明寺の衣張山など市内6ヵ所に玉縄桜の苗木を植樹した。
歩協は、創立10周年の時も、鎌倉中央公園や華頂宮などに桜の植樹を行っており、20周年においても検討してきた。
以前は、ソメイヨシノや枝垂桜だったが、20周年は鎌倉生まれの「玉縄桜」を選定。2年ほど前に市民団体の懇談会で「玉縄桜をひろめる会(吉田充夫会長)」と知り合ったのがきっかけで、今回の苗木提供となった。
植樹は、今泉不動で知られる称名寺や今泉台の金仙地蔵尊、また市内で一番高い浄明寺の衣張山、その近くの浅間山の両山頂など計6ヵ所14本となった。各植樹場所には、腐りにくいとされる台湾杉を使用した記念碑も建てられた。
植樹のほかにも、記念誌作成やユニフォームの刷新、記念ウォーキングなどを企画。創立当初からのメンバーで現会長の鈴木さんは「そもそも当会は、市民の健康増進などを目的に地域貢献の一環としてスタートした」と説明する。市内の神社仏閣や山々を歩くため、「とってよいのは写真だけ、残して良いのは足跡だけ」として、マナーには力を入れているという。
会員は市内外から278人(男性151、女性127)が登録。60代と70代が全体の9割近くを占める。うち役員は約40人で、コース選定などを行う。
一度の参加者が多いため、自然や寺社に配慮して、ウォーキングは月に1、2回程度。3月には「春のいぶき六国見山」のウォーキングを計画する。通常のウォーキングは、会員でなくても参加可。詳細は同会事務局【携帯電話】090・2633・3715まで。
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