昨年9月に仏・モンブラン山頂からのパラグライダーによるフライトを成功させた大町在住の浅野暢来(いたる)さん(18)が2月27日(木)、大町会館で活動報告を兼ねた講演会を開催する。史上最年少での7大陸最高峰からのフライトを目標とする浅野さんは「地元鎌倉の皆さんに自分の挑戦を知ってもらえれば」と話している。
険しい山を自分の足で登り、山頂から大空に飛び立つ。自然の過酷さを相手にしたレース「X―Alps」に出会ったのは、浅野さんが高校1年のとき。テレビで放映された大会の様子に心を打たれたという。
「自分も挑戦したい」とすぐにパラグライダークラブに入会した。体力向上のため、練習場所のある小田原まで、片道約40Kmの道のりを自転車で通ったこともあったという。
昨年8月には富士山頂への登頂とフライトに成功。その後は世界7大陸最高峰の制覇を目標に定め、9月のモンブラン山頂からのフライトも成し遂げた。浅野さんは「24歳までにクリアして史上最年少記録を塗り替えたい」と意気込む。
その活躍は地元でも注目を集めている。昨年11月には母校である第一中学校に招かれ、後輩約100人を前に講演。「夢を諦めずにやり通すことの大切さ」について語った。
大学進学を控え、現在は次の目標であるアフリカ・キリマンジャロからのフライトに向けてトレーニングを重ねている浅野さん。挑戦の障害となっているのが資金の工面だ。1回で渡航費や現地での宿泊費など数十万円から最大で1千万円近くの費用が必要になる。そのため「講演会で挑戦を知ってもらい、地元でスポンサーや寄付を募りたい」という思いもあるという。
2月27日の講演では、現地での写真や動画も用いて登頂やフライトの様子を語る予定。会場は大町会館2階で午後7時30分から9時まで。入場無料。問合せは【電話】0467・23・8609浅野さんへ。
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