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名画生んだ松竹撮影所 「映画のまち」復活の動きも

文化

掲載号:2015年5月1日号

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 大船駅から徒歩10分、鎌倉芸術館や鎌倉女子大学、ショッピングセンターが立ち並ぶ一角―。今では交差点や橋にその名を残すだけだが、かつてこの場所は、日本映画の黄金期を支えた場所だった。

 「大船が映画のまちだった頃」。その歴史を簡単に紐解いてみたい。

多くの巨匠が活躍

 1936年に開設された松竹大船撮影所。特に戦後、映画文化の興隆と歩調を合わせるように、多くの映画人たちがその才能を花開かせることになった。

 「東京物語」(53年)で知られる小津安二郎監督をはじめ、木下惠介監督、大島渚監督らが作品を次々と世に送り出し、山田洋次監督・渥美清のコンビによる「男はつらいよ」シリーズも大船で撮影された。

 特に庶民の日常を丁寧に描いた小津監督の作品群は「大船調」という言葉を生み出し、現在も世界中の映画関係者に多大な影響を与え続けている。

 1995年には敷地の一部にテーマパーク「鎌倉シネマワールド」がオープンしたもののわずか3年で閉鎖。大船撮影所は2000年、64年におよぶその歴史に幕を閉じた。

 そんな「映画のまち大船」を、もう一度取り戻そうという人々が現れた。

仮装パレードでPR

 5月10日に開催される恒例の「大船まつり」に今年から加わる映画仮装パレード。これを企画したのが市民団体「チームサムライ」(大津定博会長)のメンバーらだ。

 「千年続く祭りを鎌倉に」と有志が集まった同団体。共同代表の山川龍也さんは「今年、松竹が創業120周年を迎えたこともあり、映画のまちとして大船を再び盛り上げたいと思った」と狙いを話す。

 すでに市内外から100人以上の参加申し込みがあり、反応は上々。同団体の関係者は「見る人も参加する人も一緒に楽しめるパレードにしたい」と意気込んでいる。

パレードを企画したチームサムライのメンバーら
パレードを企画したチームサムライのメンバーら

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