鎌倉学園高校剣道部が6月5日から7日にかけて、千葉県で行われる関東高等学校剣道大会に出場する。同部は5月9日、小田原アリーナで開催された県団体予選で31年ぶり、6度目の優勝を果たした。並み居る強豪を相手に「鎌学の強みであるチーム力を活かして戦うことができた」と松原剛教諭は振り返る。
県内屈指の古豪として知られる鎌倉学園高校剣道部。しかし、特待生による強化を図るライバル校の壁は厚く、1984年以来、県予選の団体戦優勝から遠ざかっていた。
5月に行われた県予選。「突出した選手はいないが、チームの団結力が強い。選手の調子の見極めや、対戦相手との相性に気を配った」と顧問の松原剛教諭は振り返る。
最初のヤマは、昨年の県高校総体王者・横浜高校との5回戦だった。追う展開になりながらも2年生で副将(4番手)を任された外山大樹さんが1本を奪い流れを引き寄せると、大将同士の一戦を3年生の本田知也さんが制した。
5連覇を狙う桐蔭学園高校との準決勝でも、外山さんはチームの勝利を決める活躍。決勝では日大高校を3-0で圧倒した。
2年生ながらチームの躍進を支えた外山さんは「良い形で次に繋げられるよう、自分の役割を果たすことだけを考えた」と無心の勝利を強調する。
主将で3年生の岡本直也さんは「2、3年生の間で良い関係が作れている。先輩たちから引き継いだこの伝統を生かし関東大会で良い結果を残して、インターハイ出場に弾みをつけたい」と意気込みを語った。関東大会が6月5日から7日まで千葉県のポートアリーナで開催された後、インターハイ県予選が6月14日、平塚総合体育館で行われる。
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