2014年12月から行ってきた市立大船中学校の改築工事がこのほど完了し、9月1日から新校舎での授業が始まった。太陽光発電システムの導入や3つのラウンジを設けたゆとりあるデザインが特徴で、関係者は「のびのびと学んでほしい」と話している。
耐震性の問題で、2014年12月から全校舎の建て替えを行っていた市立大船中学校の工事が7月13日竣工し、9月1日から新校舎での授業が始まった。
校舎棟は鉄筋コンクリート造りの3階建て。生徒や教員らが集まることのできるラウンジや吹き抜けの階段、自然光が入る大きな窓など、ゆとりのあるデザインが特徴だ。屋上には35キロワットの太陽光パネルが設置され、晴れた日には校内のほぼすべての電力をまかなえるという。生徒らの関心を高めようと、下駄箱には発電量がわかるモニターが設置された。
市内の学校では最大規模の体育館やプール、武道館からなるスポーツ棟の改築や新たに設置された部活棟も含めた総工費は36億8900万円。
三好晃秀校長は「生徒たちにはのびのびと勉強や部活に打ち込んでほしい」と話し、入学以来、仮設の校舎で過ごしてきた同校3年生の増田秀之さんは「大学みたいな作りで他校の友達からよく褒められる。9月中旬の文化祭が楽しみ」と話していた。
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