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公開日:2016.10.21
東大寺との関係に迫る
22日から国宝館で特別展
鎌倉国宝館は奈良県の東大寺と鎌倉の密接な関係に迫る特別展を10月22日(土)から開催する。同館の関係者は「この機会に多くの人に鎌倉時代から続く両者の関係性を知ってもらえれば」と話している。
特別展「鎌倉meets東大寺―武家の古都と南都をつなぐ悠久の絆―」は10月22日(土)から12月4日(日)まで、鎌倉国宝館(雪ノ下2の1の1)で開催される。
東大寺とゆかりの深い全国の市町村で開催されている「東大寺サミット」が10月29日(土)、横浜国立大学附属鎌倉中学校で開かれるのを記念し開催されるこの特別展。(同サミットの一般参加申し込みは締切)
東大寺から国宝源頼朝書状や栄西唐墨筆献上状などが出品されるほか、鎌倉市内の寺社からは菩薩面(鶴岡八幡宮)、栄西禅師坐像(寿福寺)、弘法大師像(浄光明寺)などが展示される。
頼朝が復興援助
鎌倉国宝館によると鎌倉と東大寺の関係は鎌倉時代初頭までさかのぼる。
源頼朝は1180年、南都焼き討ちにより焼失した東大寺の復興を推進した大勧進(寺院建立の際に寄付集めをする僧のこと)の重源に手厚い援助を行った。
また、頼朝は配下の御家人たちに大仏殿の仏像の造立を命じ、東大寺が無事復興した落慶供養には軍兵数万を率いて参列したという。
今回展示される鶴岡八幡宮所蔵の「菩薩面」や「舞楽面」はこの時、東大寺の鎮守である手向山八幡宮から送られたと伝えられている。その後の同寺の復興は鎌倉にゆかりある栄西、行勇といった僧侶によって成し遂げられたという。
関係者は「この機会に両者の関係について多くの人に知ってもらえれば」と話している。
開館時間は午前9時から午後4時30分(入館は4時)まで。月曜休館。観覧料一般600円、小中学生200円。また同館では期間中の毎週土曜、午後2時から学芸員による列品解説を行っている。事前申込は不要で無料(観覧料は別途)。問い合わせは【電話】0467・22・0753同館へ。
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