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障害者の鎌倉観光を後押し NPOが次世代車いす普及へ

社会

掲載号:2018年4月13日号

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WHILLを使ったバリアフリーツアーの様子
WHILLを使ったバリアフリーツアーの様子

 次世代型電動車いすを普及させることで「障害があっても鎌倉観光を気軽に楽しんでもらおう」という取り組みが進んでいる。車いすユーザー向けに観光ツアーを企画したり、バリアフリー調査を行っているNPOが中心となっているもの。4月28日(土)には車いすのお披露目と活用方法を考えるシンポジウムを開催する予定だ。

 細い路地や急な坂、階段、寺社の石畳。鎌倉を訪れる多くの人が感じる魅力は、障害を持つ人にとっては長く「バリア」となってきた。

 そこで「誰にでも鎌倉観光を楽しんでもらいたい」と活動してきたのが、NPO法人湘南バリアフリーツアーセンター(榊原正博理事長)だ。

 同団体は2016年の発足以来、障害者を対象としたツアーの企画や駅周辺のバリアフリー調査、車いすでも利用できる飲食店の調査と情報発信などを進めてきた。

 そんな同団体が普及を目指すのが次世代型電動車いす「WHILL」。日本人技術者がアメリカを拠点に開発したWHILLは、オムニホイールと呼ばれる特殊な前輪を採用することで回転半径が76cmと小回りが利くほか、従来型の機種では難しかった段差(最大5cm程度)も乗り越えることができる。

 さらに介助者がスマートフォンを使って操作できたり、簡単に分解することが可能で自動車に乗せて持ち運べるなど、様々なメリットがある。

 こうした特徴を知った榊原理事長は「鎌倉での観光にぴったり」と導入を決定。すでに1台を購入済みで、近くレンタルも始める。

 左右の腕置きや背もたれ部分に広告を掲載できるスペースがあり、協賛を募ることで「最初の1時間2300円、4時間以上4300円」など、使用料金をなるべく抑えるという。

 榊原理事長は「新しいツールを使うことで、障害があってもやりたいことをあきらめずに済む。今後はニーズを見極めながら台数や貸し出し場所を増やしていきたい」と話している。

シンポジウム開催

 4月28日にはWHILLのお披露目と活用について考えるシンポジウムが開かれる。会場は鎌倉婦人子供会館(小町1の11の5)で、時間は午後2時から3時30分まで。

 当日は第1部で同団体の活動報告を行った後、第2部でWHILL活用の可能性について、同団体の会員や技術者が対談する。参加無料だが、事前の予約が必要。希望者は【電話】0467・67・5372、または【メール】a-matsumoto@bf-shonan.jpへ申し込みを。

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