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市内初の常設フリースクール 子育て支援NPOが運営

社会

掲載号:2018年5月18日号

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Largoを紹介する水澤代表
Largoを紹介する水澤代表

 さまざまな理由で学校に行くことができない子どもたちの居場所となる「フリースクール」がこのほど、深沢小学校そばにオープンした。市内で長く子育て支援に携わり、昨年から学童保育施設を運営するNPOが運営するもので、関係者は「子どもの心に寄り添い、親子の支えになる場所にしていきたい」としている。

 フリースクール「Largo」(常盤145)を4月に開設したのは、NPO法人「梶原あそび基地」(水澤麻美代表)。昨年4月に同団体がオープンした学童保育施設「ふかふか」と同じ建物内で運営している。

 対象となるのは小、中、高校生の不登校児童・生徒で、午前10時から午後1時まで開所。月〜金曜と、第1・3土曜に利用できる。常設のフリースクールは市内初という。

 1階には遊び場や畳部屋のほか、台所を設置。2階には本棚が置かれ、自由に読書などをして過ごすことができる。

 また学習支援につなげようと、地域に暮らす食、建築、洋裁、演劇など各分野の専門家らを講師に招いた講座も開催。臨床心理士が保護者の子育ての悩みなどに対応する。

市内不登校175人

 市教育委員会によると、市内の小、中学校で年間30日以上欠席している不登校(病気や経済的な理由を除き、心理的な不安などのため登校しない、またはしたくてもできない状況にある)の子どもの数は、14年度の128人から、15年度が130人、最新の統計である16年度は175人と年々増加している。

 対策として市は、学校心理士らによる相談や、スクールカウンセラーの小学校への派遣事業などを実施。また不登校者向けの教育支援教室「ひだまり」(台3の6の21)で学習面のサポートに取り組んでいる。

 こうした状況を受け、同法人では、Largoの開設準備を進めてきた。昨年9月にプレオープンし、3月までの半年間、週3回ほど子どもを受け入れ、4月1日に本格始動。4月22日には、建長寺でオープニングイベントを開催し、活動内容の説明のほか不登校をテーマにした講演会も行い、教育関係者らを中心に、県内外から173人が集まった。

 水澤代表は「周囲でも不登校の悩みを抱える保護者が多く、民間として子どもたちの力になれる活動をしたかった。これまでに何人かの子どもがスタッフとの交流を通じて自信を取り戻し、少しずつ学校に通えるようになっている。将来的には行政とも連携し、Largoに通うことで学校の単位を取得できるような体制ができれば」と話している。

 体験入会など、詳細は【電話】0467・32・3830へ。

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