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鎌倉版 公開:2018年6月1日 エリアトップへ

長谷こども会館 再開求め署名活動 主婦ら中心に4日まで

社会

公開:2018年6月1日

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発起人の佐々木さん(右)と、署名回収ボックスが設置されている「なみへい」の店主・浜田紳吾さん
発起人の佐々木さん(右)と、署名回収ボックスが設置されている「なみへい」の店主・浜田紳吾さん

 耐震強度が基準を満たさないとして、4月28日に閉館した長谷子ども会館について「対策を施した上で子ども会館として再開してほしい」と、子育て中の主婦らが中心となった署名活動が続いている。発起人らは「親子にとって貴重な交流の場で、他の施設では対応できない役割を担っていた」と話す。

 発起人は、長谷在住の主婦で3児の母・佐々木朋子さん(35)。「長谷子ども会館は乳幼児から中学生まで幅広い年齢の子どもが利用できた上、スタッフの見守りもあって安心して遊ばせることができた。保護者の交流の場にもなっていたので、突然閉館すると知りショックを受けた」と語る。

 市は代替施設として近隣の「由比ガ浜こどもセンター」「第一子ども会館」の利用を推奨するが、佐々木さんは「主に就園前までの乳幼児が対象だったり、利用時間が限られていたりと、長谷子ども会館が地域で果たしていた役割を担うことができていない」と指摘。耐震強度問題の解決を前提に「子ども会館としての再開」を市に求める署名活動を思い立ったという。

 趣旨に賛同した主婦らとともに、5月3日から活動を開始。現在、用紙は「なみへい」「井上蒲鉾店本店」などに配架されているほか、フェイスブックページの「鎌倉市 長谷子ども会館を残したい」からも入手できる。回収期限は6月4日。佐々木さんは「5月26日現在、約500人分が集まっている。1千人分以上を集め、市議会に請願書を提出したい」としている。

 長谷子ども会館は1908年に個人の別邸として建築されたもの。古代ギリシャ建築を思わせる円柱などクラシックな意匠が特徴で、2006年には国の登録有形文化財に指定されている。

 80年に所有者から市に寄贈された後、長谷子ども会館として開館し、年間約1万人が利用していた。市は同館について「保存・活用など具体的な方針は決まっておらず今後協議する」としている。

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