大船行政センターのほど近くに11月29日、新刊本を販売する書店「ポルベニールブックストア」(大船3の4の6清水ビル1階D)が開店した。
出版不況と言われ、書店の閉店が相次ぐ中、店主の金野典彦さんは「地域の人と地域社会を相手とした『ローカル』で、個人を大切にした『小商い』をしていきたい」と出店を決めたという。
居心地の良い空間にしようと、店内は床も天井も木製。約10坪の室内には、国内外の旅に関する本をはじめ、自然科学、スポーツ、鎌倉に縁のある書籍など約2600冊が並ぶ。金野さんは「いま売れている本が、その人にとって本当に必要な本とは限らない。内容がしっかりしていて、心に『蓄積』されるような本を中心に揃えている」と話す。
旅行が好きで、バックパッカーとして1年8カ月にわたり、世界中を旅したという金野さん。「旅も読書も、未知なるものとの出合いに溢れている。さまざまな本との出合いを通じ、この店が多くの人にとって『未知なる世界への入口』になれば嬉しい」。
営業は平日午前11時30分から午後8時まで(2時から3時は昼休み)。土曜は10時30分から8時、日曜は10時30分から7時まで。定休は水曜と月2回火曜、お盆、年末年始。問い合わせは、同店【電話】0467・40・5102へ。
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