鎌倉版 掲載号:2019年7月5日号 エリアトップへ

稲村ガ崎 老舗スーパーが交流の場に 河井さん夫妻が発案

社会

掲載号:2019年7月5日号

  • LINE
  • hatena
「IMAICHI」を運営する河井さん夫妻
「IMAICHI」を運営する河井さん夫妻

 江ノ電・稲村ヶ崎駅前で60年近く営業してきた老舗スーパー跡地が6月23日、コミュニティスペースとして新たなスタートを切った。手掛けたのは地元で暮らし、働く夫妻。クラウドファンディングでの資金調達にも挑戦し、ボルダリングも楽しめる「地元住民の交流の場」として生まれ変わらせた。

 生鮮食品や生活雑貨を扱う「スーパー今市」は、56年前から現在の場所で営業をしてきた。かつては腰越で網元や鮮魚店を営むなど、業態を変えながら続いてきた老舗で、代表の今子博之さんは18代目だ。

 だが、近年は売り上げが低迷。そのため、昨秋、商品や灯油の宅配など「御用聞き」は続けるものの、店舗での販売を大幅に縮小することを決めたという。

 その話を聞き、一念発起したのが、極楽寺在住で稲村ガ崎の聖路加幼稚園に勤める河井めぐみさん=人物風土記で紹介=だった。「『今市』は単に買い物をするだけでなく、地域住民の交流の場でもあったので、何とか残せないかと思った」

場所貸しで運営

 職場の幼稚園の保護者らに活用方法についてヒアリングをするなどし、造園業を営む夫・亜一郎さんと共にコンセプトや運営方法などを探った結果、行きついたのがサークルや住民が、習い事の練習などに使える「レンタルスペース」として運営することだった。

 今子代表は「コンビニなどから問い合わせもあったが、河井さんが『地域のために』と言ってくれたので」と、夫妻に店舗を貸し出すことを決定。

 こうして「コミュニティスペースIMAICHI」が6月23日、オープンした。

 約40平方メートルのスペースは、運動や音楽のスクールなどに貸し出し、予約がない時間は150円で、自由に利用ができるようにした。また店舗を入ってすぐのスペースには、地域の人が気軽に「世間話」をしたり、軽食をとれるテーブル席を用意した。

ボルダリングも

 さらに壁を有効活用し、近年人気のスポーツ「ボルダリング」用のホールドを設置。幼児は200円から、大人は1千円で利用できる。

 約300万円の設置費用のうち、100万円は4〜6月にかけてクラウドファンディングで募った。支援者の多くは地元の人や店舗の関係者。「とにかく何とかしたいという思いだけでやってきた。地域の方に支えていただいて本当にありがたい」と夫妻は振り返る。

 レンタルの予約はまだ少ないが、通りすがりに覗く人や週末に訪れる親子連れなど、興味を持っている人も多いという。「稲村ガ崎に限らず、市内の人にも利用してもらえたら」と話している。

 問い合わせは【電話】0467・40・4865、【FAX】0467・40・4224へ。

鎌倉版のトップニュース最新6

イベント中止相次ぐ

新型コロナウイルス

イベント中止相次ぐ 社会

鎌倉市は「自粛」の方針

2月21日号

玉縄桜の原木が無事開花

フラワーセンター

玉縄桜の原木が無事開花 文化

台風による倒木から復活

2月21日号

台風乗り越え拝殿完成

佐助稲荷神社

台風乗り越え拝殿完成 文化

施工は「日本最古の企業」金剛組

2月14日号

SDGs達成へ連携強化

SDGs達成へ連携強化 社会

市とJCが「協働宣言」

2月14日号

感染防止へ対策確認

新型コロナウイルス

感染防止へ対策確認 社会

市は情報発信など徹底

2月7日号

一般会計642億円に

2020年度当初予算案

一般会計642億円に 政治

トイレ改修など4.8%増

2月7日号

最強布陣で過去最高位狙う

最強布陣で過去最高位狙う スポーツ

2月9日、かながわ駅伝開催

1月31日号

あっとほーむデスク

  • 2月14日0:00更新

  • 2月7日0:00更新

  • 1月31日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

僧侶と歩く十三仏参り

僧侶と歩く十三仏参り

3月末に2日間開催

3月30日~3月31日

鎌倉版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年2月21日号

お問い合わせ

外部リンク